このままずっと甘い夜を 〜再会した元恋人は溢れる愛を押さえきれない〜
「あと…ほんのわずかな理性なら残ってる。だから、やめるなら今」


名取くんの熱を帯びた瞳。

胸にかかる熱い吐息。

紅潮した頬。


こんなふうに求められたら――。

…断れるわけがないよ。


「名取くん…、きて」


わたしは、消え入るような声をもらす。


「…わかった。もう止められないから覚悟して」


名取くんは荒い息づかいでささやくと、噛みつくようにわたしの唇を奪った。

息もできないくらいの激しいキスに、わたしも必死になって応える。


「…名取くん、名取くんっ…」

「澪…!澪っ…!」


名前を呼び合い、唇を貪り、絡まるように腕を伸ばして抱きしめる。


「澪、好きだっ…」

「わたしも…、名取くん」


我も忘れて、名取くんからの愛を全身で受け止めた。


だって、わたしもずっと名取くんのことが忘れられなかったから。
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