どんな君でも愛してる
「ああ、じゃあ頼もうかな。駅から歩きなら20分以内のマンションで、下にコンビニが入っているか、近くにあること。値段よりも環境重視。通りから離れていてうるさくないところがいいんだ」
「わかりました。部屋は……」
俺は考えていたもの広さと金額を明示して頼んだ。その後、何件もいい物件を選んできてくれた。選ぶだけになって時間もなかったので正直助かった。
「なあ、相川は四年目っていったよな?もしかして人事の川村さんって知っている?」
「もちろんです。あいつは俺の同期で飲み友達です」
「飲み友達って、彼女じゃないのか?」
一応聞いておく。俺は彼女に色々助けられたので、実はとても会えるのを楽しみにしてきた。