別れてママになったのに、一途な凄腕パイロットは永久溺愛で離してくれません
「奥さんにも、いろいろ心配をかけたね。でも彼のおかげで無事に着陸できたよ」
綾人も頑張ったのだと胸が熱くなる。ふと綾人の視線が機長さんへ向いた。
「そういえばキャプテン。どうして胴体着陸を乗客へ知らせた時のアナウンスを俺にも?」
不思議そうに綾人は尋ねたが、いったいなんの話なのか。私にはわからないが、機長さんは優しく笑った。
「ふたりで言った方が説得力もあるだろう。なにより君の声は冷静で、人を落ち着かせる」
そう言うと機長さんは、綾人の肩にそっと手を置いた。
「いいキャプテンになってくれ」
機長さんの言葉を受け、綾人は真面目な面持ちになった。
「はい」
パイロットを目指していた彼が、こうして副操縦士として職務にあたり、進んでいる姿はどこまでも眩しい。
私の旦那さまは、誰よりもカッコよくてすごい人なんだ。
この後、綾人は報告や処理などあるので、オフィスに向かわなくてはならないらしい。それは百も承知だ。
「待ってる。空港内で凌空と時間潰して待っているから!」
申し訳なさそうに告げる綾人に返す。綾人は再度私と凌空の頭を撫で、行ってしまった。
テレビでは先ほどまで滑走路を生中継していた場面は、記者会見に移っていた。
綾人に会ったからか、時間差でそれまで張り詰めていたものが切れた。改めて、綾人の仕事がこんなにも責任が重く、命がけなのだと実感する。
綾人を尊敬するのと同時に、彼が無事で本当によかったと思う。そんな綾人だからこそ、きちんと向き合いたいと改めて感じた。綾人に話せていないことを自分の言葉で伝えよう。私は決意した。
綾人も頑張ったのだと胸が熱くなる。ふと綾人の視線が機長さんへ向いた。
「そういえばキャプテン。どうして胴体着陸を乗客へ知らせた時のアナウンスを俺にも?」
不思議そうに綾人は尋ねたが、いったいなんの話なのか。私にはわからないが、機長さんは優しく笑った。
「ふたりで言った方が説得力もあるだろう。なにより君の声は冷静で、人を落ち着かせる」
そう言うと機長さんは、綾人の肩にそっと手を置いた。
「いいキャプテンになってくれ」
機長さんの言葉を受け、綾人は真面目な面持ちになった。
「はい」
パイロットを目指していた彼が、こうして副操縦士として職務にあたり、進んでいる姿はどこまでも眩しい。
私の旦那さまは、誰よりもカッコよくてすごい人なんだ。
この後、綾人は報告や処理などあるので、オフィスに向かわなくてはならないらしい。それは百も承知だ。
「待ってる。空港内で凌空と時間潰して待っているから!」
申し訳なさそうに告げる綾人に返す。綾人は再度私と凌空の頭を撫で、行ってしまった。
テレビでは先ほどまで滑走路を生中継していた場面は、記者会見に移っていた。
綾人に会ったからか、時間差でそれまで張り詰めていたものが切れた。改めて、綾人の仕事がこんなにも責任が重く、命がけなのだと実感する。
綾人を尊敬するのと同時に、彼が無事で本当によかったと思う。そんな綾人だからこそ、きちんと向き合いたいと改めて感じた。綾人に話せていないことを自分の言葉で伝えよう。私は決意した。