恋愛日和 いつの日か巡り会うその日まで

「‥‥‥ん」

今‥‥何時だろう‥‥？さっきまで‥‥
隼人君と‥‥。


動こうとした私のお腹に巻きついていた手に、自分が裸のままだと気付く。


途中から全然覚えてない‥‥。勿論
幸せな気持ちになったのは覚えてるんだけど、いつ眠ったのだろう‥‥。


もっと可愛い下着を付けておけば
良かったとか今になって不思議と色々考えれる余裕があるけど、思い出すと、
自分だけじゃなく隼人君の知らない
顔もあり全身が熱くなった。


『‥‥起きた？‥‥体ツラくない？』


ﾄﾞｷﾝ


「ううん‥‥平気。」


腕の力が緩められると、頬に軽く唇が触れてから隼人君がベッドから起き上がる


『シャワー浴びて来るよ。
　体がツラかったらここで
　寝てていいから。』


上半身裸のまま下だけ下着を履いていた隼人君が部屋を出て行った後、私も体を起こそうとして驚いた


ﾂｯｯ！！な、何これ‥‥‥。


筋肉痛にも似た気怠くも重たい症状と、
足腰に上手く力が入らない‥‥。
優しかったけど、やっぱり激しさも
あった行為を思い出し、シーツに潜る


まだ少し眠かったし、歩く時に違和感もあったけど、喉が渇いたから私もゆっくりリビングへと降りて行くと、テーブルの上に置きっぱなしのスマホが点滅し、
お兄ちゃんからメールが届いていた


ガチャ


『‥こら‥起きて大丈夫？』