恋の微熱に溺れて…
「この怒涛の連絡ラッシュで、新年が始まったって実感するね…」

有難いことだ。新年早々連絡をもらえたのだから。
それだけ自分のことを大切に想ってもらえているわけで。その気持ちだけで嬉しかった。

「そうですね。俺もそれで新年を実感してます」

ちなみに誕生日も同様、友達からのおめでとうメッセージで実感する。
おめでたいことがある時はいつもと違ってお祭り騒ぎみたいになる。
その賑やかな感じが私は好きだ。非日常なのが良いのかもしれない。現実を忘れて楽しめるような気がして。

「さて、誰からメッセージが送られてきたかな…」

近くにあるスマホを手に取り、メッセージをチェックする。
私がメッセージをもらえる相手は、家族と高校時代からの友人の優希ぐらいだ。
でも私にとって大切な人達なので、その人達のメッセージともあれば今すぐにチェックしたい。

「いいですね。誰から届いているのかドキドキしますね」

慧くんも近くにあった自分のスマホを手に取り、メッセージのチェックをし始めた。
慧くんは友達が多そうなイメージがあるので、たくさんメッセージが届いていそうだ。

「京香さんは誰からメッセージが届いてたんですか?」

どうやら慧くんは、私がメッセージをもらったお相手が気になっているようだ。
隠すような相手はいないので、正直に答えた。

「家族と高校時代の友達の優希と、あと職場の同僚の女性陣から数人...ぐらいかな。慧くんは?」

聞かれたので、私も聞き返してみた。それに友達が多そうな人はどれだけメッセージが送られてきているのか、単純に気になった。

「俺も同じ感じです。学生時代の友人と家族、職場で接点がある上司からですね。ちなみに女性からのメッセージは母親以外、送られてきていないのでご安心ください」

最初から疑ってなどいないし、仮に女性からのメッセージがあっても仕方がないことだ。
それが元カノとかだったら嫌だけど、それぞれ付き合いがあるので、一々詮索するつもりはないし、それを咎めるつもりもない。
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