恋の微熱に溺れて…
*
そして翌朝。彼の寝息と温もりを感じながら目を覚ました。
「京香さん、おはようございます」
元旦の朝から恋人の爽やかな温かい微笑みで目覚める。とても最高の朝だ。
「おはよう、慧くん」
いつもなら冬休みなんて特にやることがないため、朝早くに起きずに昼近くまで寝ていた。
それが私の中での当たり前だった。だからこそ初詣がとても楽しみである。
「初詣行くの楽しみですね」
そういえば初詣に行くのはいつ以来だろう。
忘れてしまうくらい、久しぶりに初詣に行く。
「楽しみだね。早く支度しないと…」
時間があるので焦る必要はないが、とはいえどもあまりゆっくりしすぎると初詣に行く時間が遅くなってしまう。
そうすればその分、人混みも激化するに違いない。人混み自体は仕方ないが、できれば人混みがそんなに酷くない時を狙いたい。
「俺は朝食の準備をしておきますので、京香さんはゆっくり支度をしてください」
正直、こちらは身支度に時間がかかるので、その間に朝食を作ってもらえるのは助かる。
こういう時、効率良く時間を使えるのは大事だ。こうやって気を遣ってくれる彼氏に感謝した。
「それじゃお言葉に甘えて…。朝食は慧くんに任せたよ」
「はい。お任せください。…とはいえども今日は元旦なので、お雑煮を作ろうかなって思ってます」
元旦の朝といえばお餅だ。お雑煮派またはお汁粉派。
私はどちらも好きなので、どちらでも嬉しい。
「美味しそう…。早く食べたい……」
お雑煮を想像するだけでお腹が空いて、口の中で涎が溢れた。
「俺もお腹が空いてきました。早く食べたいので、早く作っちゃいますね」
先に慧くんがベッドから起き上がった。私も慧くんに続いてベッドから起きた。
慧くんはそのままリビングへと向かい、キッチンで料理を始めた。
私は洗面所へと向かい、支度を始めた。まずは顔を洗い、汚れを落として綺麗にした。
そしてそのままスキンケアをし、肌の調子を整えた。
今度は口腔内を綺麗にするために歯を磨いた。ご飯を食べた後ももちろん歯を磨くが、食べる前にも軽く口の中を綺麗にしておく必要がある。
寝ている間に色んな菌が繁殖するので、起きてすぐに口腔環境を綺麗にしなくてはならない。
普段は時間がないので、口を軽く濯ぐくらいだが、今日はお休みなためいつもより時間があるので、いつもより丁寧にケアをさせてもらった。