凄腕な年下外科医の容赦ない溺愛に双子ママは抗えない【極上スパダリ兄弟シリーズ】
「昔、付き合ってた彼がいたの。でも……浮気されて……リアルな男の人と恋をするのが怖くなっちゃった」
「なるほどね」
涼さんは小さく相槌を打つと、私を抱えたままポケットからカードキーを取り出してドアを開けた。いつのまにか部屋に着いたらしい。
「ここは涼さんの部屋?」
辺りを見回しながら涼さんに尋ねると、彼は「そうですよ」と返事をして、スタスタと歩いて大きなベッドに私を下ろした。
スイートルームなのか、ベッドが広い。間接照明がついているけど、部屋の中は薄暗かった。
「水飲みますか?」
私から離れる彼の首に両手を絡ませ、引き寄せた。
「いらないから、そばにいて……」
どうしてだろう。初めて会ったのに、彼には我儘を言ってしまう。
「……わかってますか? 僕も紳士じゃない。そんな風に煽られたら、手を出さずにはいられない」
それまで穏やかだった彼が、急に真剣な眼差しを向けてくる。
「手を出していいから、離れないで。お願い」
自分でもなにを言ってるんだろうと思った。でも、彼と離れたくなかったのだ。
ギュッと抱きついて懇願すると、彼が私の両腕を掴んで引き剥がし、しっかりと目を合わせてきた。
「本当にわかってますか?」
「わかってる。お願い……今夜はひとりになりたくないの」
まっすぐに彼を見つめる。
ふしだらな女と思われるかもしれない。それでも彼といたかった。
彼に抱かれれば、少なくとも今夜は寂しい思いをしなくて済む。
「兄の代わりをするのは今夜だけですよ」
涼さんは一瞬私から目を逸らし、溜め息をつきながら告げた。
副社長の代わり……。そうなのかもしれない。
涼さんが副社長に似ていなかったら、自分から誘うような真似はしなかっただろう。きっとこんな機会は二度とない。
「うん……」と返すと、涼さんが私の顎を掴んでゆっくりと口づけてきた。
冷たかった彼の唇が次第に温かくなって、私の身体もボッと火がついたように熱くなる。
「なるほどね」
涼さんは小さく相槌を打つと、私を抱えたままポケットからカードキーを取り出してドアを開けた。いつのまにか部屋に着いたらしい。
「ここは涼さんの部屋?」
辺りを見回しながら涼さんに尋ねると、彼は「そうですよ」と返事をして、スタスタと歩いて大きなベッドに私を下ろした。
スイートルームなのか、ベッドが広い。間接照明がついているけど、部屋の中は薄暗かった。
「水飲みますか?」
私から離れる彼の首に両手を絡ませ、引き寄せた。
「いらないから、そばにいて……」
どうしてだろう。初めて会ったのに、彼には我儘を言ってしまう。
「……わかってますか? 僕も紳士じゃない。そんな風に煽られたら、手を出さずにはいられない」
それまで穏やかだった彼が、急に真剣な眼差しを向けてくる。
「手を出していいから、離れないで。お願い」
自分でもなにを言ってるんだろうと思った。でも、彼と離れたくなかったのだ。
ギュッと抱きついて懇願すると、彼が私の両腕を掴んで引き剥がし、しっかりと目を合わせてきた。
「本当にわかってますか?」
「わかってる。お願い……今夜はひとりになりたくないの」
まっすぐに彼を見つめる。
ふしだらな女と思われるかもしれない。それでも彼といたかった。
彼に抱かれれば、少なくとも今夜は寂しい思いをしなくて済む。
「兄の代わりをするのは今夜だけですよ」
涼さんは一瞬私から目を逸らし、溜め息をつきながら告げた。
副社長の代わり……。そうなのかもしれない。
涼さんが副社長に似ていなかったら、自分から誘うような真似はしなかっただろう。きっとこんな機会は二度とない。
「うん……」と返すと、涼さんが私の顎を掴んでゆっくりと口づけてきた。
冷たかった彼の唇が次第に温かくなって、私の身体もボッと火がついたように熱くなる。