「お前を愛することはない」私も魔獣以外愛する気はありませんの。お揃いですわね
「狼さん!」
「グルル……」
大好きな狼の身体に彼が戻ったと、クロエは大喜び。
触り心地のいい毛皮を両手で撫で回して堪能した彼女は、不満げに唸り声を上げる獣を落ち着かせるように喉元へ指先で触れ――。
「お慕いしておりますわ。殿下」
「ガウッ!」
今後はちゃんと名前で呼ぶようにと元気な鳴き声を上げた彼を抱きしめた。
『お前を愛することはない』
そんな心ない王太子の発言によって終わるはずだった二人の関係は、今もまだ続いている。
互いが愛しき存在であると、打ち明けられなかっただけだと気づいたから――。
「グルル……」
大好きな狼の身体に彼が戻ったと、クロエは大喜び。
触り心地のいい毛皮を両手で撫で回して堪能した彼女は、不満げに唸り声を上げる獣を落ち着かせるように喉元へ指先で触れ――。
「お慕いしておりますわ。殿下」
「ガウッ!」
今後はちゃんと名前で呼ぶようにと元気な鳴き声を上げた彼を抱きしめた。
『お前を愛することはない』
そんな心ない王太子の発言によって終わるはずだった二人の関係は、今もまだ続いている。
互いが愛しき存在であると、打ち明けられなかっただけだと気づいたから――。


