【更新】護国の聖女でしたが別人にされて追放されたので、隣国で第二の人生はじめます!
『清貧であれ』
『孤児のくせに』
『聖なる力を持ってるから生かしてやっている』
『感謝しろ』
幼いエリアナに何度も言って聞かせた。
食事も衣服も最低限の支給ですませ、本来受け取るべき報酬も渡さずに自分たちの懐を潤した。掃除、洗濯、浄化、癒し、聖物作り、倒れるまでこき使って力を搾取することだけに徹した。聖女と認められていても、後ろ盾がないから誰も咎めない。当然の扱いである。
なんなら次代の聖女誕生のために、早々に力を失えと思う神官も多い。
だが憎らしいことにどんなに蔑み虐げてもエリアナの心は病むことなく清純で、神に愛され続けて聖なる力は強大なままだ。
しかしズルイータ公爵令嬢に襲われた一件から、まるで別人になったかのようにふるまっている。まったく気味が悪い。
しかも孤児を蔑んでいるはずのズルイータ公爵でさえ、聖女を支援して丁重に扱い始めたのだ。屋根裏の狭い部屋に押し込めていたのを聖女用のきれいな部屋に移させ、豪華な家具をそろえ、食事も改善させた。
『聖女のわたくしにこんなゴミを口にせよと言うの!? 馬のほうがまともなものを食してますわ!!』
激昂した聖女の姿は今でも覚えている。
「今ではこの私よりも良い物を食ってやがる」
神官は忌々しさを抑えずに舌打ちをした。
おそらく公爵は聖女の後ろ盾を命じられているのだろう。なにしろご令嬢がエリアナを亡き者にしようとした罪で追放されたのだ。父親の公爵は爵位をはく奪されてもおかしくないのに、そうならなかったのだから交換条件を出されたに違いない。公爵はエリアナのせいで最愛の娘を亡くしたというのに、まったく気の毒なことだ。
だから聖女は生意気にも貴族然として高飛車な態度を取るようにったのだろう。図に乗っている。あの紅茶も菓子も公爵に用意させたのだろう。
「たかが孤児の分際で!」
『孤児のくせに』
『聖なる力を持ってるから生かしてやっている』
『感謝しろ』
幼いエリアナに何度も言って聞かせた。
食事も衣服も最低限の支給ですませ、本来受け取るべき報酬も渡さずに自分たちの懐を潤した。掃除、洗濯、浄化、癒し、聖物作り、倒れるまでこき使って力を搾取することだけに徹した。聖女と認められていても、後ろ盾がないから誰も咎めない。当然の扱いである。
なんなら次代の聖女誕生のために、早々に力を失えと思う神官も多い。
だが憎らしいことにどんなに蔑み虐げてもエリアナの心は病むことなく清純で、神に愛され続けて聖なる力は強大なままだ。
しかしズルイータ公爵令嬢に襲われた一件から、まるで別人になったかのようにふるまっている。まったく気味が悪い。
しかも孤児を蔑んでいるはずのズルイータ公爵でさえ、聖女を支援して丁重に扱い始めたのだ。屋根裏の狭い部屋に押し込めていたのを聖女用のきれいな部屋に移させ、豪華な家具をそろえ、食事も改善させた。
『聖女のわたくしにこんなゴミを口にせよと言うの!? 馬のほうがまともなものを食してますわ!!』
激昂した聖女の姿は今でも覚えている。
「今ではこの私よりも良い物を食ってやがる」
神官は忌々しさを抑えずに舌打ちをした。
おそらく公爵は聖女の後ろ盾を命じられているのだろう。なにしろご令嬢がエリアナを亡き者にしようとした罪で追放されたのだ。父親の公爵は爵位をはく奪されてもおかしくないのに、そうならなかったのだから交換条件を出されたに違いない。公爵はエリアナのせいで最愛の娘を亡くしたというのに、まったく気の毒なことだ。
だから聖女は生意気にも貴族然として高飛車な態度を取るようにったのだろう。図に乗っている。あの紅茶も菓子も公爵に用意させたのだろう。
「たかが孤児の分際で!」