コンネリシャス王国の  恋物語
帰りは行きよりもスムーズに帰る事が出来た。三コースでは一番早かったらしい。

次の組が真ん中のコースに入っていった。

「おおーっ、さすがジュオン王子の組だ。
今までの最短記録更新だ」

と教授がうれしそうに笑っていた。

「ウルフベアーが真ん中のコースは一番
たくさんいただろう。何匹と戦ったんだ。
それに今年は大黄泉の木も水不足で機嫌が
悪かっただろう。
それなのに記録更新なんてすごいな」

「それはすべてルルのお陰なんです。
俺もサイラスも湖を風魔法で渡った
くらいですよ。
黄泉の木も自分から進んで枝を
くれましたしね」

「ええ、どういう事?」

ジュオン王子とサイラスが交互に詳細を話している。

今年は中コースの洞窟もすんなり通れるだろうし、すべての組に枝がもらえると思うとジュオン王子が締めくくると

「僕勉強になりました。
鋼より柔が勝ることがあるし、
獣にも植物にも優しい気持ちは通じると
与えれば彼らは必ず返してくれる。
その点人間よりも義理堅いし素晴らしい
と思いました。ルルありがとう」

とサイラスが言ってくれた。

ちょっと恥ずかしいルルだ。

ジュオン王子はポンポンとルルの頭を撫でてくれた。
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