コンネリシャス王国の  恋物語
その頃、ジュオンはテントの中で寝ころびながら考えていた。

ジュオンは今日の合宿で学園の行事は最後になる。

九月からは専科の騎士コースにリュウセイと共に進学はするのだが、公務や第一王子として次期国王としての教育も始まるらしい。
ルルにはそう簡単にはあえなくなる。

ルルが高等科にいる間にもっと関係を深めたいと思っているがこの一年距離は縮まったと思うけれど、幼馴染を抜け出すことはできなかった。

この合宿でとも思っていたが結局ルルの活躍で危険なことは何もなかった。

ただ、ルルをこの腕に抱いて湖を風魔法で渡れただけだ。

テントではサイラスがスースーと寝息を立てている。

どうにも寝付けないジュオンはテントを出て小屋の方に向かった。

ひょっとしてルルが外に出てこないかなあと言う希望的観測だ。

そう思って歩いていると小屋の前のベンチに人影が…ルルじゃなければまずいので引き返そうかと迷っていると、ジュオン?と言う呟くような声がした。
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