本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
「もう二度と俺たちに近づくな。さもなくば…」
獅音は一度私から手を離し暴れる男の胸ぐらを掴み詰め寄る。
「俺の全てを使ってお前を抹消してやる。人の過去を勝手にほじくり返して亜里沙を傷付けようとした罪は俺が許さない」
静かに怒りを露わにする獅音を前に男はだらんと手を下げる。
「…はい」
男は力なくそう言うとパッと手を離された途端に膝から崩れ落ちた。
「亜里沙、行こう」
獅音に手を引かれ、私はアタッシュケースだけを持ってあとに続いた。
外に止めてあった獅音の車に乗せられそうになり、キョロキョロと挙動不審に首を動かす。
誰もカメラマンぽい人はいないようだ。
「大丈夫だから」
そう言って少し笑ってそのまま車に乗せられたかと思えば、引き寄せられ強く抱きしめられる。
「亜里沙っ…」
「く、苦しいよ獅音」
「うるさい。抱きしめさせろ。急ににいなくなったりして」
ムスっとしたような声が肩越しに聞こえてくる。
獅音は一度私から手を離し暴れる男の胸ぐらを掴み詰め寄る。
「俺の全てを使ってお前を抹消してやる。人の過去を勝手にほじくり返して亜里沙を傷付けようとした罪は俺が許さない」
静かに怒りを露わにする獅音を前に男はだらんと手を下げる。
「…はい」
男は力なくそう言うとパッと手を離された途端に膝から崩れ落ちた。
「亜里沙、行こう」
獅音に手を引かれ、私はアタッシュケースだけを持ってあとに続いた。
外に止めてあった獅音の車に乗せられそうになり、キョロキョロと挙動不審に首を動かす。
誰もカメラマンぽい人はいないようだ。
「大丈夫だから」
そう言って少し笑ってそのまま車に乗せられたかと思えば、引き寄せられ強く抱きしめられる。
「亜里沙っ…」
「く、苦しいよ獅音」
「うるさい。抱きしめさせろ。急ににいなくなったりして」
ムスっとしたような声が肩越しに聞こえてくる。