本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
「ストーカー野郎にみすみす連れ去られて。本当、寿命縮まった」

辛そうな声…

「ご、ごめん…なさい」

獅音に迷惑かけたくなかったの…

だって私…

あなたが…

好きだから。

好きだから…こんな私と一緒にいちゃいけないって…

「亜里沙。いまどこで寝泊まりしてんの?」

え?

「あ、しょ、職場の同僚の家にお世話になってる…友達なの」

「俺の家は嫌だった?」

そんな!
嫌な訳ないよ…

「好きな女が困ってるのに、何もできなくて歯痒かった」

「何もできなくて? そんな! 獅音は十分過ぎるくらい私にいろいろしてくれたじゃん! もうこれ以上迷惑…」

そう言いながらハッとする。

「す、す、好きな女って言ったか!?」

私はつい変な話し方で大声で抱きしめられたまま叫んでしまう。
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