本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
「…なぁ。今それ言うの反則」

「え?」

「運転してるし、なんもできねぇじゃん」

獅音と目が合う。

あ、獅音のこの顔…
私を抱いた時に見せた顔だ…

カァっと更に顔が熱くなる。

私はまたバッと下を向いた。

「なぁ」

「なに」

「あんま可愛い反応しないで」


か、かわっ…

そ、そんな事言われましても自分じゃわからないわけでして…

え、これが可愛いの?

だって私これまで一度も誰かを好きになった事なんてなかったし。

「よ、よくわかりません」

「亜里沙、まず友達に連絡しろ」

あ、そうだった。

言われた通り私は瑠美にメッセージを送る。

「送った」

「ん。飯は? 腹減ってないか?」

「だ、大丈夫」
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