本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
「ようこそおいでいただきありがとう。兄の壱星です。さ、中へどうぞ」

兄貴も亜里沙に挨拶をする。

「おい、やべー別嬪じゃねぇかよ」

コソッと耳元で兄貴に言われる。

「俺のだからな」

俺は年甲斐もなく兄貴を睨む。

「おーこわ。俺嫁いるし」

「そうだな。よろしくな」

兄貴と俺は五歳離れてる。
兄貴は一ノ瀬グループの貿易の会社で社長をしていて、嫁さんに一目惚れして結婚した。

リビングに向かって歩き出すとちょいちょいと亜里沙に裾を引っ張られる。

「ん?」

「お兄様いたのも聞いてない!」

コソッと耳元に口を寄せて怒られた。
やべ。

「俺、三番目。間にもう一人姉貴いる」

「今日来る!?」

「姉貴は来ないよ。海外にいるから」

「そうなの? もう! 教えてよ!」




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