本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
「亜里沙ちゃん、話は少し聞いたよ。今まで本当に良く頑張ってきたね。今日から僕と花美の事は本当の親だと思ってたくさん甘えてくれていいからね」
亜里沙の目に涙が浮かぶ。
俺を見上げて、いいの? と言ってるようだ。
俺は頭に手を置いて頷く。
すると一筋の涙が頬を伝った。
「ありがとうございますっ…」
壱星が俺にティッシュを渡す。
俺はそれを受け取って亜里沙の涙を拭いてやる。
「仕事の事も聞いたよ。会社は副業禁止にはしてるけど、実はねここだけの話特に理由はないんだよ。ははは。それに申請を出せば大丈夫なんだ」
亜里沙は目を大きく開けて驚いている。
「亜里沙ちゃんは歌がとても上手いんだって? 亜里沙ちゃんがしたいならこのまま続けたっていいんだよ」
「このまま…」
「俺も思うよ。亜里沙にはこのまま歌ってて欲しいって」
金を返す為にしていた仕事かもしれないが、それだとしたら勿体なさすぎる。