本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
「獅音…」
俺はまた頷くと、亜里沙は瞳を揺らし考えているようだ。
「ゆっくり考えな」
亜里沙はコクっと頷いた。
その後いろんな話をして婚姻届にサインをしたあたりでついに親父が本領発揮する。
亜里沙も親父の親バカ具合にもう笑うしかないようで、終始笑って過ごしたのだった。
会社はこのまま山科の姓で働く事になった。
式はまだ未定という事で、とりあえず入籍だけ先にする事にした。
「亜里沙、疲れたろ」
「ふふ、大丈夫。パパ、社長してる時とのギャップが凄い。ママも、若過ぎてお姉さんだと本気で思っちゃったし」
「驚いた?」
「うん。しかも獅音、お家の事も何も話してくれてなかったじゃん。あとは? あと何出てくる?」
「はは。なんもないよ。あとは亜里沙を愛でるだけ。お風呂、一緒入ろ」
「いや、ちょっとそれは…」
そう言って恥ずかしそうにする亜里沙。