本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
「獅音くん。久しぶり」

そう言って純平はフッと笑う。
相変わらずクールだな。

そして歳下とは思えないほど落ち着いていて、めちゃくちゃイケメンだ。

「純平、お前結婚したんだって? 嫁さんは?」

「ああ、今日は友達とご飯行くって留守にしてる。獅音くんも結婚したとかって涼太から聞いたんだけど、本当か?」

「ああ。籍だけな。まだ公表してないけど本当」

そう言って指輪を見せる。

「うわ、マジだ」

そんな話をしていれば涼太も戻ってきた。

「おう、お疲れ。悪いな呼び出して」

「いや? どしたん」

「いやさ、ちょっと頼みがあってよ」

涼太の話はこうだった。
結婚式で俺を呼ぶのは周りがうるさいから、ビデオを流したいと。

そんでもって亜里沙に歌って欲しいって内容だった。

「なるほど」

涼太とは昔からの仲だしな。

「俺からのビデオはともかく亜里沙はどうかな。聞いてみないと」
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