本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
ゆっくりと亜里沙から離れようと動かすと止められる。

「だめ。まだ」

これはもう暴力だ。
俺をやるつもりだ。

「亜里沙…ベッドで…」

亜里沙の膝が震えて辛そうだ。

「いいの。このままくっついてて」

なんだこの可愛いわがままは。
俺は言われた通り後ろから抱きしめる力を強める。

顔だけ振り向いた亜里沙とキスを交わし、微笑み合った。

なんて愛しいんだろう。

出会った頃はさんざん俺を振り回して…

いや、今もか。

それでいい。

それがいい。

この喜びも愛しさも、亜里沙が教えてくれた。

本当の愛を知り、愛し愛される幸せを俺にくれたたった一人の女。

なんだってしてやりたい。
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