本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
〜亜里沙side〜

電話?

「ん…、獅音ー、電話ー」

「んー」

そう言って返事なんだかなんだかわからん声を出して私を抱きしめる獅音。

「獅音ー、電話鳴ってるよー」

「んー…、ん?」

ようやく目を開ける。

ガバっとベッドから出て、隣の部屋まで素っ裸で携帯を取りに行く。

ははは。
パンツくらい履きなよ。

そして電話をしながら、全く前も隠さず長い髪を描き上げながらこっちに戻って来た。

もうさ、彫刻じゃん。

「ああ。おっけ。んじゃあとで」

電話を切ると再び携帯を近くのソファにポーンと投げて、獅音はベッドにダイブしてきた。

「おもっ!」

「はは。おはよ」

私の胸元に顎を乗せてこちらを見上げる。
可愛いじゃないか。

私は獅音の髪を耳にかけてあげる。

「おはよ」
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