本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する


なのにLiSAは周りが騒ぐ中一人佇み俺をただジッと睨んでいるではないか。

その顔がなんだか可愛いくて名前を呼びたくなる。

俺にはLiSAがいる場所だけスポットが当たっているかのように見えた。

どちらも譲らないように目を合わせる。

俺が猫だとかなんだとか言ってからかったから怒っちゃったようだ。

くくく。
あーあ。怒っちゃった。
面白い。

もっと顔を赤く染めて、普通の女みたいに照れた姿を想像してたんだけどな。

思っていた反応と違う。

だいたい俺と目が合ったら百発百中で俺担当のファンじゃなくても頬を染める。

そんな事を思っていれば、LiSAの近くで盛り上がったファンたちの恒例のサークルが始まり、LiSAに下がれと軽く合図をすれば、俺を睨みながらも後ろに下がったLiSA。

意外と意思疎通がとれてなんだか不思議な感覚になる。

その後もやはりLiSAがどうしても気になる俺。
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