本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
「どんな子なの?」

TOWAも続く。

「金髪ヘアの超絶美人。歌もバチくそ上手い。外人かと思ったもん俺」

涼太は何故か得意気に話す。

「今日来てた? お前、最後の招待チケット使ったよな?」

雷が俺を見る。

なぜそこまで把握されてるんだ。
山ちゃんだな。

「…来てた」

俺は渋々話す。

「はぁーん。俺わかったわ。中央のスタンドにいたろ。金髪のポニーテールでビキニにデニムのジャケット羽織ってた子だな?」

雷には敵わない。
さすがドレッドの野生児だ。

俺は黙ったまま目の前の焼き鳥を一口で食べる。

「俺動けないからわかんなかったー」

TOWAは膨れたように口を尖らす。

「俺も俺も! 全然見えてなかったわー」

ZENはセンターで熱唱してたしな。

「あれは稀に見る別嬪だったわ」

涼太が感慨深く腕を組んでふむふむと頷く。

「獅音、撃沈したらしいよ」

雷が涼太に話す。


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