殺人容疑をかけられた悪役令嬢の真実。
「まさか……陛下を殺すために毒を盛るように指示を出したのは皇后様!? それをアンナにやらせている最中に、カトリーヌに見つかり……殺した?」
そんなまさか……と思ったが、その方がまだ辻妻が合う。
皇后は、ウィルモットに早く皇帝になってほしがっていた。未だに決まらないことに嫌気がさして、殺すことも十分にありえるだろう。
しかしレンデルは、考え込みながら疑問をぶつけてくる。
「だとしたら、どうやって密室にしたんだ? 部屋の鍵は、一つは寝室の引き出しに入っていたし、もう一つは宰相が持っていた。アンナが偽装したにしろ、首を締めるだけの腕力があるのか?」
レンデルの言葉にハッとするセレスティン。
ヒモなど細長いものを利用すれが、たしかに女性でも殺すことは出来る。だがカトリーヌの首には、人の手の跡がくっきりと残っていた。
人を殺すだけの腕力がないと難しい。だとすると、アンナみたいな細い腕では不可能だろう。皇后も同様に。
「たしかに……そうですね。咄嗟でもナイフがあったのなら、最初から使った方が早いですし」
わざわざ体力も力もいる絞殺を選ぶ必要はない。咄嗟だとしたら、なおさらだ。
「だとすると、犯人は男性?」
「その可能性は高いかもしれない。別の方法もあるかもしれないが。しかし、それでも彼女は、犯人とは関わり合いがあると思ってもいいだろう」
レンデルは、冷静に分析する。また謎が深まった。
これは再度捜査をし直した方が良さそうだ。密室と毒の入手方法。
鍵を持ち出せるのは、宰相など限られた人のみ。そう考えると宰相であり、トリスタンの父親が犯人候補に上がってくる。
(でも、宰相って……)
セレスティンが知っている宰相・ラルフは、どちらかというとウィルモットが皇帝になることに対して、あまりいい顔をしてこなかった。彼の能力を知っているから。
そんなまさか……と思ったが、その方がまだ辻妻が合う。
皇后は、ウィルモットに早く皇帝になってほしがっていた。未だに決まらないことに嫌気がさして、殺すことも十分にありえるだろう。
しかしレンデルは、考え込みながら疑問をぶつけてくる。
「だとしたら、どうやって密室にしたんだ? 部屋の鍵は、一つは寝室の引き出しに入っていたし、もう一つは宰相が持っていた。アンナが偽装したにしろ、首を締めるだけの腕力があるのか?」
レンデルの言葉にハッとするセレスティン。
ヒモなど細長いものを利用すれが、たしかに女性でも殺すことは出来る。だがカトリーヌの首には、人の手の跡がくっきりと残っていた。
人を殺すだけの腕力がないと難しい。だとすると、アンナみたいな細い腕では不可能だろう。皇后も同様に。
「たしかに……そうですね。咄嗟でもナイフがあったのなら、最初から使った方が早いですし」
わざわざ体力も力もいる絞殺を選ぶ必要はない。咄嗟だとしたら、なおさらだ。
「だとすると、犯人は男性?」
「その可能性は高いかもしれない。別の方法もあるかもしれないが。しかし、それでも彼女は、犯人とは関わり合いがあると思ってもいいだろう」
レンデルは、冷静に分析する。また謎が深まった。
これは再度捜査をし直した方が良さそうだ。密室と毒の入手方法。
鍵を持ち出せるのは、宰相など限られた人のみ。そう考えると宰相であり、トリスタンの父親が犯人候補に上がってくる。
(でも、宰相って……)
セレスティンが知っている宰相・ラルフは、どちらかというとウィルモットが皇帝になることに対して、あまりいい顔をしてこなかった。彼の能力を知っているから。