冷徹ドクターは初恋相手を離さない
「はぁ~っ、きもちいい……」
今日は柑橘シリーズの入浴剤を入れてお風呂を楽しむ。
この時間だけが実習期間の唯一の癒しの時間。お風呂から上がったらご飯を食べて勉強をしなくてはいけない。
だから、湯船に浸かって目を閉じて、部屋に置いてあるスマホと浴室の防水スピーカーを接続してクラシック音楽を流す。とても心が安らいでいく……。
そんな癒しのひと時はあっという間に過ぎていく。
身体を拭いてテーブルに置いていたスマホをやっと見ると、新着メッセージの通知があった。
「誰からだろう」
通知を見ると、そこには『荒木直哉』と表記されていて、驚きのあまりスマホを落としてしまう。
コミュニケーションアプリ内の電話番号から検索できる機能で、わざわざ私のアカウントを登録してくれたのだろうか。
「え、ええっ、あ、荒木先生っ!?」
まさか本当に連絡をくれるとは思っていなくて、その人からのメッセージを読む前から一気に心臓の鼓動が速まっていく。
「お、お、おお、落ち着け……ふう、はぁ……」
こんなにも異性からの連絡でドキドキしたのは初めてだった。
自分でも困惑しているくらいだもの。
今日は柑橘シリーズの入浴剤を入れてお風呂を楽しむ。
この時間だけが実習期間の唯一の癒しの時間。お風呂から上がったらご飯を食べて勉強をしなくてはいけない。
だから、湯船に浸かって目を閉じて、部屋に置いてあるスマホと浴室の防水スピーカーを接続してクラシック音楽を流す。とても心が安らいでいく……。
そんな癒しのひと時はあっという間に過ぎていく。
身体を拭いてテーブルに置いていたスマホをやっと見ると、新着メッセージの通知があった。
「誰からだろう」
通知を見ると、そこには『荒木直哉』と表記されていて、驚きのあまりスマホを落としてしまう。
コミュニケーションアプリ内の電話番号から検索できる機能で、わざわざ私のアカウントを登録してくれたのだろうか。
「え、ええっ、あ、荒木先生っ!?」
まさか本当に連絡をくれるとは思っていなくて、その人からのメッセージを読む前から一気に心臓の鼓動が速まっていく。
「お、お、おお、落ち着け……ふう、はぁ……」
こんなにも異性からの連絡でドキドキしたのは初めてだった。
自分でも困惑しているくらいだもの。