~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド
しかしクラフトはさらりとセニアとの関係を否定しつつ、彼女を売り込んだ。あの爽やかな顔立ちの下に、とんだ二枚舌が隠れていたものだ。ジェミーは物語の王子様の幻影がどんどん遠ざかっていく気がしてがっかりしきりである。
そしてセニアも先ほどのクラフトの言葉で微笑みを強張らせ。その不満の矛先が向くのはジェミーの方だというのだからたまらない。古くから愛は人を盲目にさせるというけど、その気持ちは元凶に向けてやってほしいと願うばかり。
パーティー会場に似合わぬ張り詰めた雰囲気に気づいたか、殿下は後ろに隠れてジェミーにきつい視線を送るセニアに尋ねた。
「どうしたんだいセニア。同じ学年の学友同士、もっとジェミーと話せばよいじゃないか。貴族社会について、彼女からはいろいろ学ぶことも多いと思うよ?」
「それが、実は」
途端セニアはしおらしく俯き、申し訳なさそうにこぼした。
「この間、ジェミー様のご友人方に厳しく諭されまして。私のような下賎の者が、おふたりのような高貴な方に近づくのは許されないと」
「なんだって?」
そしてセニアも先ほどのクラフトの言葉で微笑みを強張らせ。その不満の矛先が向くのはジェミーの方だというのだからたまらない。古くから愛は人を盲目にさせるというけど、その気持ちは元凶に向けてやってほしいと願うばかり。
パーティー会場に似合わぬ張り詰めた雰囲気に気づいたか、殿下は後ろに隠れてジェミーにきつい視線を送るセニアに尋ねた。
「どうしたんだいセニア。同じ学年の学友同士、もっとジェミーと話せばよいじゃないか。貴族社会について、彼女からはいろいろ学ぶことも多いと思うよ?」
「それが、実は」
途端セニアはしおらしく俯き、申し訳なさそうにこぼした。
「この間、ジェミー様のご友人方に厳しく諭されまして。私のような下賎の者が、おふたりのような高貴な方に近づくのは許されないと」
「なんだって?」