~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド
ルゼは今では大事な友達のひとりだし、ジェミーと出会わなければ、こんな馬鹿らしい継承争いに巻き込まれずに済んだのだ。
だからこそ、彼のことは責任を持ってジェミーが助けなければ。
(カーライル、それは違うのよ。ルゼはもう立派な私の友人だし、こちら身を案じて、学園に入学してからずっとそばにいて守ってくれてる。その働きは、今捕らえられてるお父様たちも認めてるわ)
(か、家族に!? ガースル叔父上やコーネリア様まで彼のことを評価しているの!?)
(え、ああ、うん。まあ)
話を進めるため煮え切らない返事をするジェミーにカーライルは大きなショックを受けたようで、青ざめて体をぶるぶる震わせている。そんなリアクションも気にせず、ジェミーはルゼの必要性を訴えた。
(そして今回も、皆を助けるために関わらなくてもいい危険に飛び込んでくれたのよ。私にとっても、彼は大切な人のひとりだわ。だから、どうにか助けてあげたいの)
(た、大切な人……)
(え? あ、別に、深い意味はないんだけれど。あくまで友達としてってことよ? ……おーい、聞いてる?)
(だからいつのまにか……呼び捨てに。親公認の仲……。そんな、そんな……)
だからこそ、彼のことは責任を持ってジェミーが助けなければ。
(カーライル、それは違うのよ。ルゼはもう立派な私の友人だし、こちら身を案じて、学園に入学してからずっとそばにいて守ってくれてる。その働きは、今捕らえられてるお父様たちも認めてるわ)
(か、家族に!? ガースル叔父上やコーネリア様まで彼のことを評価しているの!?)
(え、ああ、うん。まあ)
話を進めるため煮え切らない返事をするジェミーにカーライルは大きなショックを受けたようで、青ざめて体をぶるぶる震わせている。そんなリアクションも気にせず、ジェミーはルゼの必要性を訴えた。
(そして今回も、皆を助けるために関わらなくてもいい危険に飛び込んでくれたのよ。私にとっても、彼は大切な人のひとりだわ。だから、どうにか助けてあげたいの)
(た、大切な人……)
(え? あ、別に、深い意味はないんだけれど。あくまで友達としてってことよ? ……おーい、聞いてる?)
(だからいつのまにか……呼び捨てに。親公認の仲……。そんな、そんな……)