迎えにきた強面消防士は双子とママに溺愛がダダ漏れです
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苦しくなって目を開ける。はあ、はあ、と自分の呼吸音が静かな部屋に響いており、全身が汗でぐっちょりと濡れていて気持ちが悪い。
寒気で震えているのか、悪夢にうなされて過呼吸になっているのか自分でもわからないけれど、今朝がいい天気ということだけはわかった。
遮光レベルがそう高くないカーテンからは朝日の光が透過しており、鳥のさえずりも聞こえた。
何時かな。
時間を確認するため腕を動かそうとして、痺れて動かないことに気づく。
「……さーちゃん、重い」
右隣で寝ている二歳半の娘、桜子(さくらこ)が私の腕を枕にしている。
もしかして重みで寝苦しくなり、あんな夢を見たのか。
愛くるしい天使の寝顔を眺めながら苦笑した。
ううん、違うよね。一日だって橙吾さんを忘れた日はないので、潜在意識が見させたのだろう。
そうっと腕を引き抜くと、桜子が唸り声を上げる。反応して左隣からがさごそと布が擦れる音がし、身体を反転させると双子の兄、紅汰(こうた)が眉間に皺を寄せて目をぱちぱちとさせていた。
苦しくなって目を開ける。はあ、はあ、と自分の呼吸音が静かな部屋に響いており、全身が汗でぐっちょりと濡れていて気持ちが悪い。
寒気で震えているのか、悪夢にうなされて過呼吸になっているのか自分でもわからないけれど、今朝がいい天気ということだけはわかった。
遮光レベルがそう高くないカーテンからは朝日の光が透過しており、鳥のさえずりも聞こえた。
何時かな。
時間を確認するため腕を動かそうとして、痺れて動かないことに気づく。
「……さーちゃん、重い」
右隣で寝ている二歳半の娘、桜子(さくらこ)が私の腕を枕にしている。
もしかして重みで寝苦しくなり、あんな夢を見たのか。
愛くるしい天使の寝顔を眺めながら苦笑した。
ううん、違うよね。一日だって橙吾さんを忘れた日はないので、潜在意識が見させたのだろう。
そうっと腕を引き抜くと、桜子が唸り声を上げる。反応して左隣からがさごそと布が擦れる音がし、身体を反転させると双子の兄、紅汰(こうた)が眉間に皺を寄せて目をぱちぱちとさせていた。