迎えにきた強面消防士は双子とママに溺愛がダダ漏れです
 リビングへ入り、ふたりがそれぞれ遊んでいる姿を確認してから準備に取り掛かる。

 日曜日の今日は用事があるのでアラームをセットしたが、鳴る二十分も前に起きられたのでゆっくりできそうだ。

「ムウ、おいでー」

 自分の寝床で丸くなっているムウは欠伸をして、のんびりとこっちに歩いてくる。

 幸いにも双子に猫アレルギーはなく、ムウとも変わらず生活できている。ただすっかり大人に成長したムウはおもちゃで遊ぶことも少なくなり、一日のほとんどの時間を寝て過ごしている。

 たくさん撫でても怒らないムウなので、双子はぬいぐるみを愛でる感覚で可愛がっている。

 プレートにパンとミニトマト、ごぼうと人参にマヨネーズをかけたサラダ、バナナをのせてテーブルに置く。

 音に反応して紅汰は駆け寄ってきたが、桜子はお気に入りのぬいぐるみで遊んでいる。
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