迎えにきた強面消防士は双子とママに溺愛がダダ漏れです
「そしたらさ、ももちゃん送っていってあげてくれない? 運転苦手なのに遠くから来てくれていて、心配で」
「ちょっと店長、それは無理ですよ!」
ぶっ飛んだことを言うものだから、つい声が大きくなった。
「え、いいじゃん」
「橙吾さん、どうやって帰るんですか」
「電車」
他人事にも程がある。呆れて開いた口が塞がらずにいると、車内から奇声が響いた。紅汰が手足を激しく振り回して暴れている。その隣にいる桜子は、マイナスの感情が伝染したのか、はたまた紅汰と同じで嫌な気持ちになったかで今にも泣きだしそうだ。
「ごめん、ふたりとも」
シートベルトをした状態で何分も放置されて、そりゃあ怒ってあたり前だ。
「桃花、助手席に行って」
橙吾さんに背中をぐっと押されて、運転席のドアからどかされる。
「え、待って」
「お店の駐車場でお騒がせして、すみませんでした。桃花と子どもたちは俺が責任もって送り届けます」
私の声を無視した橙吾さんは店長に向き合い、まるで結婚の挨拶をするかのような生真面目さで宣言する。
「ちょっと店長、それは無理ですよ!」
ぶっ飛んだことを言うものだから、つい声が大きくなった。
「え、いいじゃん」
「橙吾さん、どうやって帰るんですか」
「電車」
他人事にも程がある。呆れて開いた口が塞がらずにいると、車内から奇声が響いた。紅汰が手足を激しく振り回して暴れている。その隣にいる桜子は、マイナスの感情が伝染したのか、はたまた紅汰と同じで嫌な気持ちになったかで今にも泣きだしそうだ。
「ごめん、ふたりとも」
シートベルトをした状態で何分も放置されて、そりゃあ怒ってあたり前だ。
「桃花、助手席に行って」
橙吾さんに背中をぐっと押されて、運転席のドアからどかされる。
「え、待って」
「お店の駐車場でお騒がせして、すみませんでした。桃花と子どもたちは俺が責任もって送り届けます」
私の声を無視した橙吾さんは店長に向き合い、まるで結婚の挨拶をするかのような生真面目さで宣言する。