迎えにきた強面消防士は双子とママに溺愛がダダ漏れです
「ないよ。おあかり」
家から持参したおにぎりを食べ終えた桜子が、おかわりを要求してきた。一個で足りると思っていたので桜子には余分にない。
失敗した。明太子じゃなくて、子どもも食べられる具にすればよかった。
「こうくん、それ半分こしていい?」
「いや!」
睨まれてしまった。
そりゃあ嫌だよね。桜子を連れてコンビニに行くか。
立ち上がろうとして橙吾さんに手で軽く押し戻される。
「これでもいい?」
橙吾さんが持っているおにぎりを前に出す。
「あっ、シーチキンマヨネーズだ。さーちゃんの大好物」
聞いた桜子がぱあっと顔を明るくする。可愛くてたまらない。
「いいの?」
返事の代わりに橙吾さんは桜子におにぎりをくれた。
昔と変わらず優しいな。
桜子を膝の上にのせてスペースをあける。
「橙吾さん、座って」
勧められるがまま腰を下ろした橙吾さんの膝に、紅汰がすかさずのぼった。驚きが大きくて声が出ない。
いつもなら他に大人がいてもママがいいとふたりで取り合いするし、だから今も喧嘩になるのを避けるため、最初から桜子を膝にのせようとはしなかった。
家から持参したおにぎりを食べ終えた桜子が、おかわりを要求してきた。一個で足りると思っていたので桜子には余分にない。
失敗した。明太子じゃなくて、子どもも食べられる具にすればよかった。
「こうくん、それ半分こしていい?」
「いや!」
睨まれてしまった。
そりゃあ嫌だよね。桜子を連れてコンビニに行くか。
立ち上がろうとして橙吾さんに手で軽く押し戻される。
「これでもいい?」
橙吾さんが持っているおにぎりを前に出す。
「あっ、シーチキンマヨネーズだ。さーちゃんの大好物」
聞いた桜子がぱあっと顔を明るくする。可愛くてたまらない。
「いいの?」
返事の代わりに橙吾さんは桜子におにぎりをくれた。
昔と変わらず優しいな。
桜子を膝の上にのせてスペースをあける。
「橙吾さん、座って」
勧められるがまま腰を下ろした橙吾さんの膝に、紅汰がすかさずのぼった。驚きが大きくて声が出ない。
いつもなら他に大人がいてもママがいいとふたりで取り合いするし、だから今も喧嘩になるのを避けるため、最初から桜子を膝にのせようとはしなかった。