迎えにきた強面消防士は双子とママに溺愛がダダ漏れです
 それなのに……。

「この子たちは何歳?」

「ちょうど二歳半」

 隠すのも逆に怪しいし、ここまで世話になっておいてさすがに無視はできない。

「留学はしなかったのか」

 妊娠出産時期からみて留学はしていないと瞬時に気づいたようだ。

「……うん、千葉にいた」

「早苗さんのところ?」

「近くではあるけど、別で暮らしているよ」

 答えた直後にはっとする。この受け答えだと、シングルマザーと言っているようなものじゃない?

 だって結婚している前提で話をするなら、お姉ちゃんと一緒に住んでいるかなんて聞かないよね。

 気まずい沈黙が落ちる。緑茶で喉を潤そうとしたが緊張でうまく飲み込めなかった。

「この子たちは、俺の子だよな」
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