迎えにきた強面消防士は双子とママに溺愛がダダ漏れです
料理が上手で美味しいだけでなく、手先が器用なので盛り付けも綺麗だ。
紙皿に子どもたちのものを取り分けたあと、俺も早速いただくことにする。
「美味しい。優しい味がする」
「薄かった? 子どもも食べるからいつも薄味で。ごめんね」
「そうじゃない。頑張って早起きして作ってくれた人の、気持ちが伝わるって意味」
笑いながら説明すると、桃花は照れくさそうにはにかんだ。
危ない。ふたりきりだったら抱き締めていた。
「こうくん、お口拭かせて」
どのようにして食べたらそうなるのか不思議になるほど、紅汰の口の周りはケチャップまみれになっている。ウエットティッシュで拭き取った流れで、桃花が紅汰にご飯を食べさせた。
すかさず桜子が「さーちゃも」と駄々をこねる。母親を取られまいと紅汰が桃花に抱きついたので、場に不穏な空気が流れた。
「桜子」
むすっと尖らせた桜子の口にソーセージを近づけたが、首を横に振って拒否をした。
「ごめんね、橙吾さん。さーちゃん人見知り激しいの」
「そうか」としか言えない。結局、紅汰が満足して桃花を解放するまで桜子は泣きそうな顔でなにも食べずにひたすら耐えていた。
たった数時間過ごしただけで双子育児がいかに大変なのかがわかる。これを桜子は二年半ひとりでやってきたのか。
紙皿に子どもたちのものを取り分けたあと、俺も早速いただくことにする。
「美味しい。優しい味がする」
「薄かった? 子どもも食べるからいつも薄味で。ごめんね」
「そうじゃない。頑張って早起きして作ってくれた人の、気持ちが伝わるって意味」
笑いながら説明すると、桃花は照れくさそうにはにかんだ。
危ない。ふたりきりだったら抱き締めていた。
「こうくん、お口拭かせて」
どのようにして食べたらそうなるのか不思議になるほど、紅汰の口の周りはケチャップまみれになっている。ウエットティッシュで拭き取った流れで、桃花が紅汰にご飯を食べさせた。
すかさず桜子が「さーちゃも」と駄々をこねる。母親を取られまいと紅汰が桃花に抱きついたので、場に不穏な空気が流れた。
「桜子」
むすっと尖らせた桜子の口にソーセージを近づけたが、首を横に振って拒否をした。
「ごめんね、橙吾さん。さーちゃん人見知り激しいの」
「そうか」としか言えない。結局、紅汰が満足して桃花を解放するまで桜子は泣きそうな顔でなにも食べずにひたすら耐えていた。
たった数時間過ごしただけで双子育児がいかに大変なのかがわかる。これを桜子は二年半ひとりでやってきたのか。