迎えにきた強面消防士は双子とママに溺愛がダダ漏れです
桃花の身体を傾けて膝下と脇に手を差し込んで持ち上げる。レジャーシートの上に座らせてティッシュを手に握らせ、それから羽織っていたカーディガンを脱いで桃花の頭に被せた。
「落ち着くまでこうしていろ。子どもたちは俺がみているから」
子ども心ながらに母親の心配をしているのか、双子は微妙に離れたところから様子をうかがっている。
「紅汰、桜子、おいで」
しゃがんで目線を合わせ、なるべく優しい口調で呼びかけたがふたりは動こうとしない。こちらから近づいて、それぞれの手をそっと握る。
「ママに、痛いの痛いの飛んでいけって、できるか?」
口を一文字にしたまま揃ってこくりと頷く。
振り返ると桃花はカーディガンを膝に掛け、涙が引いた赤い目でこちらを眺めていた。
「行っておいで」
桃花は双子を安心させようと手招きをしている。ふたりは慎重に近づいて、桃花に抱きついた。
「落ち着くまでこうしていろ。子どもたちは俺がみているから」
子ども心ながらに母親の心配をしているのか、双子は微妙に離れたところから様子をうかがっている。
「紅汰、桜子、おいで」
しゃがんで目線を合わせ、なるべく優しい口調で呼びかけたがふたりは動こうとしない。こちらから近づいて、それぞれの手をそっと握る。
「ママに、痛いの痛いの飛んでいけって、できるか?」
口を一文字にしたまま揃ってこくりと頷く。
振り返ると桃花はカーディガンを膝に掛け、涙が引いた赤い目でこちらを眺めていた。
「行っておいで」
桃花は双子を安心させようと手招きをしている。ふたりは慎重に近づいて、桃花に抱きついた。