迎えにきた強面消防士は双子とママに溺愛がダダ漏れです
「うちの事業と関連している会社であれば、裏で手を回されて、という厄介なことがあったかもしれない。でも消防士はまったく関係ない」
空いている左手で桃花の頬を包み込む。柔らかくて、大事にしなければ簡単に傷ついてしまう。
「家族は大切にすべきとは思うけど、相容れなくて絶縁するのは仕方ない。親は先にいなくなる。だからこそ、死ぬまで共に過ごす相手は自分で決める。わかったか?」
桃花の顔をうしろに傾けて上から覗き込む。ついでに指をどかして口のなかも確認すると血は止まっていた。
よく見ると、顎に一円玉ほどの大きさの痣ができている。
「紫色になっている。冷やすか?」
「寒いからいい」
「だったら着ておけ」
冗談か本気かわからないことを言われて、ひとまずカーディガンを肩にかけ直すと、桃花は袖に腕を通した。
空いている左手で桃花の頬を包み込む。柔らかくて、大事にしなければ簡単に傷ついてしまう。
「家族は大切にすべきとは思うけど、相容れなくて絶縁するのは仕方ない。親は先にいなくなる。だからこそ、死ぬまで共に過ごす相手は自分で決める。わかったか?」
桃花の顔をうしろに傾けて上から覗き込む。ついでに指をどかして口のなかも確認すると血は止まっていた。
よく見ると、顎に一円玉ほどの大きさの痣ができている。
「紫色になっている。冷やすか?」
「寒いからいい」
「だったら着ておけ」
冗談か本気かわからないことを言われて、ひとまずカーディガンを肩にかけ直すと、桃花は袖に腕を通した。