迎えにきた強面消防士は双子とママに溺愛がダダ漏れです
 橙吾さんが浴室に入ってから双子の様子を見に行って、それから髪を整えたり、リップクリームを塗ったりして間を持たせる。

 子どもがいるし、そういうことはしないはずだ。それでも同じベッドで眠るのだと考えただけでドキドキする。

 ほどなくして髪まで乾かした橙吾さんがリビングに戻ってきた。

「ありがとう。すっきりした」

「Tシャツだけで寒くない?」

 下も短パンという夏の格好だ。

「俺、体温高いから」

「そういえばそうだったね」

 橙吾さんのマンションでお泊りしていた頃も、真冬なのに薄手の服を着ていた。

「ちょっと早いけど眠れる? 子どもたち六時前には起きちゃうから、そろそろ休んだ方がいいと思うの」

 橙吾さんは寝不足だろうし、まずは疲れを取ってもらいたい。
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