迎えにきた強面消防士は双子とママに溺愛がダダ漏れです
「可愛いわねぇ。このままうちに住む?」
「まだ冗談が通じないからやめてくれ。怖がる」
「あら、ごめんね」
お義母さんは双子に釘付けになっている。初孫だし、息子に似ているとなれば相当可愛いに違いない。
「このケーキは桃花さんが作ったのか?」
お義父さんは甘党らしく、誰よりも速くフォークを口に運んでいる。
嬉しい。お邪魔するときはケーキを必ず持っていこう。
「さっきお店に寄ってきたので、これは同僚が作ったものです。すみません。でも、全部私が商品化したケーキです」
「桃花さんが? へえ、凄いな」
親しげに接してもらえるので、ソウミヤホールディングスの社長なのを忘れそうになる。
少しだけ緊張が解けた双子を中心にして和やかなやり取りが進むなか、来訪を知らせるインターフォンが鳴った。
モニターを確認したお義母さんが「あらっ」と驚いた声を上げる。
「橙吾、奈緒ちゃんも呼んだの?」
「は?」
たったひと言だが、地を這うような低い声にびくっとして動きを止めた。橙吾さんはお義母さんの横に並んで通話ボタンを押す。
「まだ冗談が通じないからやめてくれ。怖がる」
「あら、ごめんね」
お義母さんは双子に釘付けになっている。初孫だし、息子に似ているとなれば相当可愛いに違いない。
「このケーキは桃花さんが作ったのか?」
お義父さんは甘党らしく、誰よりも速くフォークを口に運んでいる。
嬉しい。お邪魔するときはケーキを必ず持っていこう。
「さっきお店に寄ってきたので、これは同僚が作ったものです。すみません。でも、全部私が商品化したケーキです」
「桃花さんが? へえ、凄いな」
親しげに接してもらえるので、ソウミヤホールディングスの社長なのを忘れそうになる。
少しだけ緊張が解けた双子を中心にして和やかなやり取りが進むなか、来訪を知らせるインターフォンが鳴った。
モニターを確認したお義母さんが「あらっ」と驚いた声を上げる。
「橙吾、奈緒ちゃんも呼んだの?」
「は?」
たったひと言だが、地を這うような低い声にびくっとして動きを止めた。橙吾さんはお義母さんの横に並んで通話ボタンを押す。