迎えにきた強面消防士は双子とママに溺愛がダダ漏れです
「あの、グリちゃんって、決まったご飯食べていますか?」
脈絡なく問われ、意表を突かれつつも答える。
「グリは飽きっぽいから定期的に変えている。そうしないと食べてくれないんだ」
「ご迷惑でなければ、うちに余っているキャットフードもらってもらえませんか? 間違えて注文しちゃって、捨てるにはもったいないし、困っていて」
本当に迷惑になるかもと思っているのか、桃花さんの口調はどこかぎこちない。
「もらえるのならすごく助かるけど」
「よかった! グリちゃん気に入ってくれるといいな」
わりと普通に会話を繰り広げているので、大丈夫なのかと他の客をちらりと見ると、そっちはそっちでもう一人の店員と和気あいあいと話し込んでいた。客とのコミュニケーションを大切にしている店なのかもしれない。
「十九時には終わるんですけど、都合いい日ってありますか?」
片手を口に持っていって、こそこそ話をする姿が可愛らしい。
「今日か、明後日なら」
桃花さんは顔を上げて宙を見る。どうするか悩んでいるようだ。
瞳を縁取るまつ毛が長いな、とぼんやり眺めていると、すっと姿勢を正した桃花さんとまっすぐ視線が絡む。
脈絡なく問われ、意表を突かれつつも答える。
「グリは飽きっぽいから定期的に変えている。そうしないと食べてくれないんだ」
「ご迷惑でなければ、うちに余っているキャットフードもらってもらえませんか? 間違えて注文しちゃって、捨てるにはもったいないし、困っていて」
本当に迷惑になるかもと思っているのか、桃花さんの口調はどこかぎこちない。
「もらえるのならすごく助かるけど」
「よかった! グリちゃん気に入ってくれるといいな」
わりと普通に会話を繰り広げているので、大丈夫なのかと他の客をちらりと見ると、そっちはそっちでもう一人の店員と和気あいあいと話し込んでいた。客とのコミュニケーションを大切にしている店なのかもしれない。
「十九時には終わるんですけど、都合いい日ってありますか?」
片手を口に持っていって、こそこそ話をする姿が可愛らしい。
「今日か、明後日なら」
桃花さんは顔を上げて宙を見る。どうするか悩んでいるようだ。
瞳を縁取るまつ毛が長いな、とぼんやり眺めていると、すっと姿勢を正した桃花さんとまっすぐ視線が絡む。