迎えにきた強面消防士は双子とママに溺愛がダダ漏れです
「彼氏はいないんですよね?」

「いないらしい」

 クリスマスの話題になったときに、『桃花さんは、毎年恋人と過ごせないのか』と何気なく呟いたら、『もうずっといないので、関係ないですね』と苦笑しながら返された。

「それはそれは……楽しみですね」

 そう言う佐橋の方がにやにやしていて楽しそうである。

「それにしても本当に美味しいなぁ。今度直接感想を伝えたいので、紹介してくださいね」

 最後のひと口を食べきった佐橋は満面の笑みでお腹をさすった。

 この笑顔を桃花さんが見たら喜ぶかもしれないし、機会があれば本当に会わせたい。
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