迎えにきた強面消防士は双子とママに溺愛がダダ漏れです
斜め上の回答に呆けてしまい、反応が遅れた。
「そういう気分じゃなかったですか? それ以外だと――」
「ラーメン食べに行こう」
余計な気を回させないようにしたら食い気味になり、咳払いをして誤魔化す。
桃花さんは嬉しそうに頬をほころばせ、聞き逃しそうな小声で「やった」と呟いた。
そんなにラーメンが食べたかったのか。
「行きたいところはある?」
「あります! えっとですね」
バッグからスマートフォンを取り出して、しばらく操作をしたあと遠慮がちに俺のそばにきた。
肩が触れ合いそうな距離で、「すぐ近くなんですけど」と画面をかざす。
「ああ、ここか。美味しいよ」
佐橋や職場の人間と何回か行ったことがある。
「やっぱり? レビューがすごくいいから、ずっと気になっていて」
声や表情から桃花さんの熱意がひしひしと感じた。
「行こうか。こっちだよ」
店がある方へ身体を向けると、桃花さんは嬉しそうに微笑みながらくるりと回って俺と同じ方角を見た。
わかりやすいほど喜んでいて、別にラーメンじゃなくてもよかった俺まで楽しみになってくる。
「そういう気分じゃなかったですか? それ以外だと――」
「ラーメン食べに行こう」
余計な気を回させないようにしたら食い気味になり、咳払いをして誤魔化す。
桃花さんは嬉しそうに頬をほころばせ、聞き逃しそうな小声で「やった」と呟いた。
そんなにラーメンが食べたかったのか。
「行きたいところはある?」
「あります! えっとですね」
バッグからスマートフォンを取り出して、しばらく操作をしたあと遠慮がちに俺のそばにきた。
肩が触れ合いそうな距離で、「すぐ近くなんですけど」と画面をかざす。
「ああ、ここか。美味しいよ」
佐橋や職場の人間と何回か行ったことがある。
「やっぱり? レビューがすごくいいから、ずっと気になっていて」
声や表情から桃花さんの熱意がひしひしと感じた。
「行こうか。こっちだよ」
店がある方へ身体を向けると、桃花さんは嬉しそうに微笑みながらくるりと回って俺と同じ方角を見た。
わかりやすいほど喜んでいて、別にラーメンじゃなくてもよかった俺まで楽しみになってくる。