迎えにきた強面消防士は双子とママに溺愛がダダ漏れです
「橙吾さんって、何年も彼女がいないって言っていましたよね」

「ああ、そうだよ」

「それなのに、こんなすぐに私を好きになったというんですか?」

 責め立てられているわけではないだろうけれど、それに近い厳しさが声音に含まれている。

 なにかしら疑っているのかもしれない。

「ハイパーレスキューになってからとにかく忙しくて、恋愛に興味を持っていなかった。桃花さんに対しても、最初は事故の話がしたいとは思っていただけで、恋愛対象として見ていなかった」

 桃花さんは唇を結んで、静かに耳を傾けている。

 こういう芯の強さにも惹かれているのだと実感して、どうしてもそばにいたいという我が生まれる。
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