迎えにきた強面消防士は双子とママに溺愛がダダ漏れです
「よかった。俺も桃花のなか、気持ちいいよ」

 きっとお世辞ではなく、本気の言葉なのだと感じさせる余裕のない表情を浮かべている。初めて目にする橙吾さんの姿に掻き立てられて、ぞわぞわと身体の駆け抜けた波に吐息を漏らした。

 緩急をつけながら刺激をし続ける律動は、残っていた理性を奪っていく。頭のなかがとろみのある液体で満たされたように、快楽以外のことをなにも考えられない。

「橙吾さん、キスしたい」

 懇願すると余裕のない荒々しい口づけが降ってきた。動きに合わせてこぼれる甘い吐息すらも愛おしくて、橙吾さんへ抱く大きすぎる想いに圧倒される。

「桃花の全部を、俺だけのものにしたい」

 熱を孕んだ瞳がゆらゆらと揺れている。
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