迎えにきた強面消防士は双子とママに溺愛がダダ漏れです
「どうした? ご飯の邪魔をしたから怒った?」

 ううん、と首を横に振って、今できる精一杯の笑顔を作った。

「再来月、またどこか旅行に行こう。温かくなってきている頃だから、外を出歩きやすいしさ」

「景色が綺麗なところに行きたい」

「そうしよう。ふたりで決めような」

 あたり前に、先の予定を組んでくれるのが嬉しい。私たちが一緒にいることを疑っていないから。

 自分だけじゃない、ふたりにとっての最善を考えなければいけない。それだけは確かなのだけれど、答えを導く方法がさっぱりわからない。

 橙吾さんと暮らしたい。でも、店長として新店舗に携わりたい。

 どうしたらいいのか。
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