迎えにきた強面消防士は双子とママに溺愛がダダ漏れです
 食事を終えて手を合わすと、待っていましたといわんばかりに橙吾さんが私を抱き締めた。

「美味しかった。いつもありがとう」

「ご飯を楽しそうに食べているときの、桃花が好きなんだ」

 食事中の私ですら愛でてもらえるのはありがたい。橙吾さんは私を可愛がりすぎている。年下だから、親が子どもに抱くような庇護欲に近いのだろうか。

「桃花〝も〟でしょ」

 冗談ぶって目を細めると、「目つきが悪い」と言って笑われた。

 流れる時間は穏やかで、心から癒される。いつまでもこの幸せな時間が続けばいいのにと思わずにはいられなかった。
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