幽霊姫は止まれない!
もちろんそんなことは一言も言ってないのだが、それでもそんな含みを持たせているように聞こえてしまったのだ。
「まぁ、それはあの邪魔な幽霊姫にも言えるんですけれど、そこは問題ありませんわ」
突然イェッタが自分の話題を出し、私はビクリと肩を小さく跳ねさせる。
(私に魔力がないことは有名な話だもの)
オスキャルの相手に魔力が、という話をしていたのだ。だから王女の私も『問題がない』ということだろうか。王族なのに?
確かに私には魔力はないが、本来魔力とは血統による継承だ。確証はないが、私の子供には私と違い魔力が発現する可能性は十分にある。魔力を持った子供が生まれる可能性はがあるならば、当然『魔力がないから』と安心するのは早い。それに王族特有の色を全て持って生まれた私を見て、血筋を疑うこともないはずだ。
「まぁ、それはあの邪魔な幽霊姫にも言えるんですけれど、そこは問題ありませんわ」
突然イェッタが自分の話題を出し、私はビクリと肩を小さく跳ねさせる。
(私に魔力がないことは有名な話だもの)
オスキャルの相手に魔力が、という話をしていたのだ。だから王女の私も『問題がない』ということだろうか。王族なのに?
確かに私には魔力はないが、本来魔力とは血統による継承だ。確証はないが、私の子供には私と違い魔力が発現する可能性は十分にある。魔力を持った子供が生まれる可能性はがあるならば、当然『魔力がないから』と安心するのは早い。それに王族特有の色を全て持って生まれた私を見て、血筋を疑うこともないはずだ。