幽霊姫は止まれない!
そう宣言すると、イェッタも同じテンションで返事をしてくれたことにちょっとした感動を覚えつつ、事前に用意していた真っ白のパネルを手渡した。
(こういう時オスキャルあ呆れた顔を向けるだけだものね)
込み上げる笑みを咳払いで誤魔化しつつ、取り繕ったすまし顔で前を見る。
手渡されたそのパネルに怪訝な顔をするイェッタ。そんな彼女と同様に、私も自分用のパネルを手元に準備した。
「じゃあ、決闘の方法を発表するわ」
「えぇ。いつでも構いませんことよ」
何に使うかわかっていないそのパネルをキュッと握ったイェッタ。私たちの間に緊張が走る。
この緊張感の中、私は声高らかに宣言した。
「好きな人のことならなんでも知っているはず! 第一回、オスキャルクイズーッ!」
「オッ、オスキャル様クイズ、ですって……!?」
「えっ、昨日夜なべして何してんのかなって思ったらそんなバカなことしてたんですか?」
「ははっ、ねぇ、この場にボクって必要だった?」
私が絶対に勝てる決闘として選んだこのクイズは、お互いに順番でクイズを出し答え合わせをするという簡単なものだ。
(こういう時オスキャルあ呆れた顔を向けるだけだものね)
込み上げる笑みを咳払いで誤魔化しつつ、取り繕ったすまし顔で前を見る。
手渡されたそのパネルに怪訝な顔をするイェッタ。そんな彼女と同様に、私も自分用のパネルを手元に準備した。
「じゃあ、決闘の方法を発表するわ」
「えぇ。いつでも構いませんことよ」
何に使うかわかっていないそのパネルをキュッと握ったイェッタ。私たちの間に緊張が走る。
この緊張感の中、私は声高らかに宣言した。
「好きな人のことならなんでも知っているはず! 第一回、オスキャルクイズーッ!」
「オッ、オスキャル様クイズ、ですって……!?」
「えっ、昨日夜なべして何してんのかなって思ったらそんなバカなことしてたんですか?」
「ははっ、ねぇ、この場にボクって必要だった?」
私が絶対に勝てる決闘として選んだこのクイズは、お互いに順番でクイズを出し答え合わせをするという簡単なものだ。