幽霊姫は止まれない!
「では答え合わせよ。私も答えをパネルに書いたから、せーので表にするのよ」
「わかっておりますわよっ」
「せーの!」
「生ハムのサンドイッチ!」
「たまごサンドですわっ」
ドドン、と回答を相手に見せるようにパネルを表向きにし、それぞれ答えを言い合う。
(勝った!)
違った回答を導き出したことに私は勝利を確信しながら、最終審判を貰おうとオスキャルの方へと顔を向けた。
「……たまごサンドです」
「嘘でしょ!?」
「やりましたわッ」
そして衝撃の回答に愕然としながらパネルを地面に落とした。
「そ、そんなはずないわよね? だって貴方、いつも生ハムのサンドイッチばかり持ってきてたじゃない」
「いや、それエヴァ様の好物でしょ」
「私の好物……っ!」
(確かにそうだけど)
「だからその、生ハムを使った色んな種類のサンドイッチを多めにしてくれるよういつも頼んでて……」
「そんなことまで!? 確かにそのまま入ってることもあれば刻んであったり、くるくると他の食材を巻いた状態で更に挟まれているという変わり種もあったけど!」
まさかそれが私のためのリクエストだったとは。
「わかっておりますわよっ」
「せーの!」
「生ハムのサンドイッチ!」
「たまごサンドですわっ」
ドドン、と回答を相手に見せるようにパネルを表向きにし、それぞれ答えを言い合う。
(勝った!)
違った回答を導き出したことに私は勝利を確信しながら、最終審判を貰おうとオスキャルの方へと顔を向けた。
「……たまごサンドです」
「嘘でしょ!?」
「やりましたわッ」
そして衝撃の回答に愕然としながらパネルを地面に落とした。
「そ、そんなはずないわよね? だって貴方、いつも生ハムのサンドイッチばかり持ってきてたじゃない」
「いや、それエヴァ様の好物でしょ」
「私の好物……っ!」
(確かにそうだけど)
「だからその、生ハムを使った色んな種類のサンドイッチを多めにしてくれるよういつも頼んでて……」
「そんなことまで!? 確かにそのまま入ってることもあれば刻んであったり、くるくると他の食材を巻いた状態で更に挟まれているという変わり種もあったけど!」
まさかそれが私のためのリクエストだったとは。