幽霊姫は止まれない!
きっとボクを知らないからそんな返事が返ってくるのだろうと思ったボクは、まだ見ぬ妖精に会うために隣国へ向かう準備を始めたのだが、なんとそのタイミングで貴族の令息を含めた隣国の騎士たちとの合同訓練が開催されたのである。
正直必要以上の筋肉なんて美しくないと思っているボクだが、その講師として来るのがまさかの妖精姫の護衛騎士だと聞き参加を決めた。
専属の護衛である彼が護衛対象と離れるのは、流石に部屋から出ない深窓の姫である彼女の相手だけではソードマスターである彼の仕事が足りず、世間からバッシングが来る可能性を考慮した措置と聞く。
(確かに、ソードマスターをただ王城内で飼い殺しにするというのは外聞が悪いからね)
その理由には大いに納得したが、護衛騎士がいない状態で彼女への面談希望が通るかといわれると、否だろう。
ならば、まず近付くべきは彼だ。
ソードマスターである彼の信頼を得れば妖精姫への面談だって通る可能性がグッと上がる。
心配事といえば、恋人と一緒に来るという情報が入っていることだけ。
正直必要以上の筋肉なんて美しくないと思っているボクだが、その講師として来るのがまさかの妖精姫の護衛騎士だと聞き参加を決めた。
専属の護衛である彼が護衛対象と離れるのは、流石に部屋から出ない深窓の姫である彼女の相手だけではソードマスターである彼の仕事が足りず、世間からバッシングが来る可能性を考慮した措置と聞く。
(確かに、ソードマスターをただ王城内で飼い殺しにするというのは外聞が悪いからね)
その理由には大いに納得したが、護衛騎士がいない状態で彼女への面談希望が通るかといわれると、否だろう。
ならば、まず近付くべきは彼だ。
ソードマスターである彼の信頼を得れば妖精姫への面談だって通る可能性がグッと上がる。
心配事といえば、恋人と一緒に来るという情報が入っていることだけ。