幽霊姫は止まれない!
第四十二話 変装はお手のもの
私に護衛がオスキャルしかいないのは、ソードマスターである彼が一個小隊の力をひとりで有しているからだ。だからこそ王太子であるお兄様には護衛が当然何人も付いており、外に出るときは十人以上が必ず同行する。
もちろんその十人全員がお兄様の隣を歩いているわけではなく、周囲を警戒するものや先を歩き、進行先に何もないかを確認するものなど離れて護衛している者も含まれるが、それでもそれだけの人数がいればひとりふたり増えても目立たないだろう。
だからこそお兄様も許可くださったのだ。
ちなみにお兄様の護衛騎士たちは私が紛れていることは知らないが、一緒に護衛に紛れ込んだオスキャルが私を守り、お兄様の護衛たちは通常通りお兄様を守るので問題もない。
多分。
(ま、そこまで危ない外出があるわけじゃないから許可してくれたってのもあるだろうしね)
流石にお兄様の護衛騎士たちは私の顔を知っているし、私の顔を知らない人がいても、オスキャルの顔は確実に知っている。
もちろんその十人全員がお兄様の隣を歩いているわけではなく、周囲を警戒するものや先を歩き、進行先に何もないかを確認するものなど離れて護衛している者も含まれるが、それでもそれだけの人数がいればひとりふたり増えても目立たないだろう。
だからこそお兄様も許可くださったのだ。
ちなみにお兄様の護衛騎士たちは私が紛れていることは知らないが、一緒に護衛に紛れ込んだオスキャルが私を守り、お兄様の護衛たちは通常通りお兄様を守るので問題もない。
多分。
(ま、そこまで危ない外出があるわけじゃないから許可してくれたってのもあるだろうしね)
流石にお兄様の護衛騎士たちは私の顔を知っているし、私の顔を知らない人がいても、オスキャルの顔は確実に知っている。