幽霊姫は止まれない!
 さっき自分だけ姪のカテゴリーを外されたことを揶揄するように舌を出しながら言う。

 その言葉に、目を見開いた公爵が突然大口を開けて笑い出し、私とサイラスは顔を見合わせて驚いたのだった。
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