幽霊姫は止まれない!
(大罪人でもいい。オスキャルが、いい。オスキャルだけがいれば――)

 ごめんなさい、私は国に何一つ貢献しない最低最悪のダメ王女。
 王妃の命を奪い、そして今、貴重なソードマスターまでもこの国から奪おうとしているのだ。

 そのすべての罪を、一生をかけて償おう。ううん、死んだあとも、ぞっと来世でだって償うから。
 だから今だけは、彼を選びたい。

「どこまでも一緒に行こう。私、オスキャルとならどこでもいい」
「エヴァ、さま?」
「攫って? オスキャル。こんな罪しか背負ってないダメ人間だけど、それでもいいなら全部あげる。私の全部、オスキャルにあげるわ」
「……っ!」

 どれだけの罪を背負ってもいいから――。
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